西洋医学の治療を受けても回復が停滞したとき、「別の見方はないだろうか」と感じる方もいます。顔面神経麻痺を東洋医学ではどうとらえるのか——面癱・口眼喎斜という考え方と、証、鍼灸のアプローチを、藤沢のインヤン鍼灸院がやさしく紹介します。西洋医学とあわせて役立てる視点です。

東洋医学の考え方も、まず西洋医学での受診・治療が前提です。とくに急性期の医療と、脳卒中(中枢性)の除外を最優先にしてください。
東洋医学からみた顔面神経麻痺
東洋医学では、顔面神経麻痺を面癱(めんたん)・口眼喎斜(こうがんわいしゃ)と呼びます。顔の片側の筋肉が動かなくなり、口や目がゆがむ状態を、古くから一つの病態としてとらえてきました。
なぜ起こると考えるか
東洋医学では、末梢性の顔面神経麻痺を主に顔を通る陽明経(ようめいけい)の不調ととらえます。疲労やストレスで身体の防御力が落ちたところに、外からの冷えや風(風寒の邪)が顔の経絡に入り込み、気血の巡りを妨げて突然の麻痺が起こる——という考え方です。この「突然あらわれる」という特徴が、風の邪の性質と重ねられます。
代表的な証(タイプ)
- 風邪外襲(ふうじゃがいしゅう):発症したばかりの時期。外からの風寒が経絡を塞いだ状態。
- 気血両虚(きけつりょうきょ):回復が長引き、身体の力が不足して巡りが弱った状態。
- 風痰阻絡(ふうたんそらく):余分な水分(痰湿)が絡み、動きが重い状態。
- 肝血虚(かんけっきょ):長期化して顔のこわばり・けいれんを伴う状態。
鍼灸の考え方
顔を流れる経絡と、手足の陽明経のツボを組み合わせて、気血の巡りを整えていきます。顔まわりの動かしにくい部位に加え、手足のツボも用いて、身体全体からアプローチするのが東洋医学の特徴です。時期や証に応じて、刺激の強さや置く場所を変えていきます。
後遺症でこわばり・けいれんを伴うときは、肝血を補う考え方を加えるなど、状態に合わせて選び方を変えます。西洋医学的な時期の考え方は 鍼灸はいつから?時期と通い方 もご覧ください。
西洋医学と東洋医学をあわせて
大切なのは、東洋医学は西洋医学の代わりではないということです。急性期の薬物療法や危険な鑑別を最優先にしたうえで、東洋医学の視点は、回復期・後遺症期に身体全体を整える補助的な考え方として役立ちます。
よくある質問
Q 東洋医学の治療だけで顔面神経麻痺は治りますか?
Q 証(タイプ)によって鍼灸は変わりますか?
Q 顔に鍼をして大丈夫ですか?
藤沢で顔面神経麻痺の鍼灸なら
藤沢のインヤン鍼灸院は、西洋医学の治療を尊重しながら、東洋医学の視点で身体全体を整える鍼灸を行っています。回復が止まったと感じる時期にも、できることを一緒に探していきます。まずはお気軽にご相談ください。
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顔まわり・自律神経・肩こりなど、身体の治療メニューに適用されます。発症直後の急性期は、まず医療機関での治療を優先してください。
顔面神経麻痺の鍼灸 専用ページを見る インヤン藤沢で今すぐ予約する※本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療を保証するものではありません。効果には個人差があります。顔面神経麻痺は、発症してすぐの急性期はステロイド・抗ウイルス薬などの医療(耳鼻咽喉科・脳神経内科)が最優先で、鍼灸はその治療を受けたうえでの回復期・後遺症期の補助です。額のしわ寄せができる・手足の麻痺・ろれつが回らない・強い頭痛やめまいなどを伴う場合は脳卒中(中枢性)の可能性があり、ただちに救急・脳神経内科を受診してください。目が閉じない場合の角膜の保護など、医療機関での対応が必要な症状もあります。主治医の治療を自己判断で中止しないでください。
参考文献・出典
- 山口智・堀部豪 疾患別鍼灸臨床の実際(面癱・口眼喎斜/陽明経の弁証)
- 日本顔面神経学会ほか 顔面神経麻痺診療ガイドライン(2023)
監修:中澤 和巳(あん摩マッサージ指圧師・臨床10年)
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