ひとくちにIBSといっても、あらわれ方は人それぞれです。この記事では、IBS(過敏性腸症候群)の4つの型(下痢型・便秘型・混合型・分類不能型)の違いと特徴、それぞれへの鍼灸のアプローチを解説します。

IBSの型|下痢型・便秘型・混合型の違いと鍼灸

このページを要約すると

  • IBSは便の状態で下痢型・便秘型・混合型・分類不能型の4つに分けられます。
  • 男性は下痢型、女性は便秘型が多い傾向があります。
  • 鍼灸は下痢にも便秘にも、状態に合わせて双方向に整えます。
  • まず消化器内科で大腸などの病気がないことを確認することが前提です。

⚠️ まず医療機関の受診を
血便・原因不明の体重減少・発熱・夜間の腹痛や下痢などを伴う場合は、大腸などの病気の可能性があります。まず医療機関(消化器内科)を受診してください。

IBSの4つの型

① 下痢型(IBS-D)

軟便や水様便が多いタイプ。ストレスや緊張で急な下痢が出やすく、「通勤電車や会議前にお腹が痛くなる」という方に多い型です。

② 便秘型(IBS-C)

硬便や兎糞状の便が多く、便が出にくいタイプ。お腹の張りやガス、残便感を伴いやすい型です。

③ 混合型(IBS-M)

下痢と便秘をくり返すタイプ。日によって、あるいは時期によって、便の状態が変わります。

④ 分類不能型(IBS-U)

便の状態の異常が、上記のいずれの基準にもあてはまらないタイプです。

※ 型は、便の状態(ブリストル便形状スケール)をもとに分類されます。診断は医療機関で行われます(Rome IV診断基準)。

どの型でも共通する「脳腸相関」

型は違っても、IBSの背景には共通してストレスと自律神経の乱れ(脳腸相関)があります。だから、下痢型でも便秘型でも、その土台にある自律神経から整えるアプローチが役立ちます。脳腸相関の詳しい仕組みはIBSの原因|脳腸相関とストレスをご覧ください。

型ごとの鍼灸のアプローチ

鍼灸は、おなかの状態に合わせて行います。研究では、鍼が状態に応じて双方向に整える働き(下痢は落ち着かせ、便秘は動きを促す方向)が検討されています。当院では、下痢型・便秘型・混合型のいずれも、お腹・背中・手足への鍼で、脳と腸のやりとりを落ち着け、不調の起きにくい状態を目指します。東洋医学の体質(証)からの見方は東洋医学でみるIBSの4タイプをご覧ください。

初めての方限定

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※本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療を保証するものではありません。効果には個人差があります。血便・原因不明の体重減少・発熱・夜間の腹痛や下痢がある場合は、まず医療機関(消化器内科)を受診してください。お薬の調整は主治医とご相談ください。

参考文献・出典

  1. 日本消化器病学会編「過敏性腸症候群(IBS) 機能性消化管疾患診療ガイドライン 2020(改訂第2版)」南江堂
  2. Rome IV 診断基準・IBSの型分類(下痢型・便秘型・混合型・分類不能型)に関する成書

監修:中澤 和巳(あん摩マッサージ指圧師・臨床10年)

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この記事を書いた人

中澤 和巳のアバター 中澤 和巳 インヤン美容鍼・鍼灸治療院 藤沢院 院長

YIN' YANG 美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院 院長。はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)/臨床10年。美容鍼と鍼灸で、自律神経の乱れ・不眠・頭痛・腰痛・めまいなど慢性化しやすい不調に、お一人おひとりの状態へ合わせて向き合います。医療機関の受診が必要なケースはご案内したうえで、無理のない施術計画をご提案します。

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