「のぼせ・疲れ・気分の落ち込み……きっと更年期ね」——そう思って一人で抱えていませんか。年齢的にも更年期の可能性は高いのですが、よく似た症状が別の病気で起きていることもあります。だからこそ、まずは医療で「更年期かどうか」を確かめることが安心につながります。この記事では、受診の目安と何科へ行けばよいかを藤沢の鍼灸院が整理します。

このページを要約すると
- 「更年期だと思っていたら別の病気だった」ことがあります。まず医療で確かめるのが安心です。
- 鑑別が必要な代表は甲状腺疾患・うつ病・悪性腫瘍・貧血など。症状が更年期とよく似ます。
- 不正出血/急な体重変化/強い抑うつ・希死念慮/強い動悸・息切れ/日常生活に支障——があれば受診を。
- まずは婦人科へ。必要に応じて内科・心療内科などへつなぎます。
- 診断・治療は医療の役割。鍼灸は医療と併用して症状をやわらげる補助です。
「更年期だと思っていたら別の病気だった」ことがある
更年期の不調は、のぼせ・ほてり・疲れ・肩こり・動悸・気分の落ち込み・不眠など、実にさまざまです。ところが、これらの症状は更年期以外の病気でも起こりうるため、見た目だけでは区別がつきにくいことがあります。
「歳のせい」「更年期だから仕方ない」と我慢しているうちに、実は治療が必要な病気が隠れていた——そうしたケースもあります。更年期の可能性が高いときほど、一度きちんと確かめておくことが、その後の安心につながります。
更年期と間違えやすい代表的な病気
更年期の症状とよく似ていて、鑑別(見分け)が必要とされることがある代表的なものを挙げます。あくまで一般的な情報で、診断は医療機関で行われます。
甲状腺の病気(疲れ・動悸・発汗・体重の変化)
甲状腺ホルモンの過不足では、疲れやすさ・動悸・発汗・冷えやほてり・体重の変化・気分の波など、更年期とよく似た症状が出ることがあります。血液検査でホルモンの状態を確認できるため、疑わしいときは内科などで調べてもらいます。
うつ病・気分の不調(抑うつ・不眠・意欲低下)
更年期は気分が揺れやすい時期ですが、強い抑うつ・眠れない・何もする気になれない・楽しめないといった状態が続く場合、うつ病などの気分の不調が背景にあることもあります。つらさが長引く・強いときは、心療内科や精神科への相談も選択肢になります。
悪性腫瘍・貧血など、体のサインを伴うもの
不正出血・急な体重減少・強い倦怠感・息切れなどがあるときは、婦人科系やそのほかの病気、貧血などが隠れていないかを確かめる必要があります。「更年期だから」と自己判断せず、こうしたサインがあるときは受診をおすすめします。
ここに挙げた病気を心配させるためではありません。多くの場合は更年期に伴う変化ですが、「似た症状の病気を一度きちんと除外しておく」ことが安心につながる、という趣旨です。
受診の目安チェック
次のような項目にあてはまるものがあれば、受診を検討してください。「更年期かどうか」を確かめる意味でも、早めの相談が安心です。
- 月経以外の出血(不正出血)がある、経血の量やリズムが急に大きく変わった
- 急な体重の増減がある(食事量が変わらないのに、はっきり増えた・減った)
- 強い抑うつ・眠れない日が続く、消えてしまいたいといった気持ちがよぎる(希死念慮)
- 動悸・息切れが強い、じっとしていてもドキドキする・階段で息が上がる
- 症状で日常生活・仕事・家事に支障が出ている
- 発熱・強い倦怠感・しこりなど、これまでにない体のサインがある
これらは受診をためらわないための目安です。放置してよいという意味ではありません。とくに希死念慮(消えたい気持ち)があるときは、我慢せず早めに医療機関や相談窓口へつながってください。
まずは何科へ?
迷ったときは、まず婦人科への相談がおすすめです。更年期に詳しい婦人科では、症状の整理や必要な検査、ホルモン補充療法(HRT)・漢方などの選択肢についても相談できます。
- 婦人科:更年期かどうかの確認、不正出血のチェック、HRT・漢方などの相談。まずはここから。
- 内科:甲状腺・貧血・生活習慣病など、体の面での確認が必要なとき。
- 心療内科・精神科:強い抑うつ・不眠・不安が続くなど、こころのつらさが大きいとき。
どこへ行けばよいか分からないときも、まず婦人科で相談すれば、必要に応じて適切な科へつないでもらえます。
検査で分かること
婦人科・内科などでは、症状に応じて次のような確認が行われることがあります(実際の内容は医療機関の判断によります)。
- 問診・症状の整理:月経の状況、いつからどんな症状が、生活への影響などを確認。
- 血液検査:女性ホルモンや甲状腺ホルモン、貧血の有無などの目安を確認。
- 婦人科の診察・検査:不正出血などがあるとき、子宮・卵巣まわりの状態を確認。
こうした確認を通じて「似た症状の病気を除外し、更年期の可能性を整理する」ことができます。結果に応じて、HRT・漢方などの治療や、必要な科への紹介が検討されます。
鍼灸の位置づけ——医療と併用して症状をやわらげる
診断や治療は医療の役割です。更年期かどうかの見極めや、似た病気の鑑別は、まず医療機関で行うことが大切です。
そのうえで鍼灸は、医療と併用しながら、更年期のつらい症状(のぼせ・ほてり・不眠・肩こり・冷え・イライラ・疲れ・めまいなど)をやわらげ、日々の心地よさを支える補助として役立ちます。HRTや漢方の代わりになるものではなく、それらと組み合わせることもできますし、ホルモン補充が使いにくい・避けたいという方の選択肢にもなります。
東洋医学では、更年期の不調を「腎(生命エネルギーの土台)」の変化ととらえ、のぼせ・ほてり・イライラのタイプ、冷え・むくみ・疲れのタイプなどに合わせて、三陰交・太衝・腎兪・関元・太渓などのツボを用いて体全体のバランスを整えていきます。詳しくは 更年期の東洋医学的な考え方 をご覧ください。まずは医療で確かめたうえで、つらさのケアの一つとして鍼灸を取り入れていただければと思います。
よくある質問
Q 更年期かどうか、自分で分かりますか?
Q どんなときに受診したほうがよいですか?
Q 鍼灸だけで様子を見てもいいですか?
藤沢で更年期の不調のケアなら
藤沢のインヤン鍼灸院は、藤沢駅北口から徒歩7分・完全予約制。婦人科など医療での診断・治療を尊重しながら、更年期のつらい症状を身体からやわらげるお手伝いをしています。「まず医療で確かめたうえで、日々のつらさもケアしたい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
初めての方限定
身体の治療メニュー 初回体験コース(90分)7,700円(税込・通常14,300円/約46%OFF)
のぼせ・不眠・肩こり・冷え・イライラ・疲れなど、更年期の身体の不調に適用されます。
更年期の鍼灸 専用ページを見る インヤン藤沢で今すぐ予約する※本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療を保証するものではありません。効果には個人差があります。更年期に似た症状は、甲状腺疾患・うつ病・悪性腫瘍・貧血などでも起こることがあり、診断・治療はまず医療機関(婦人科・内科・心療内科など)で行うことが大切です。不正出血・急な体重変化・強い抑うつや希死念慮・強い動悸や息切れなどがあるときは、早めに受診してください。鍼灸は医療の代替ではなく、医療と併用して症状をやわらげる補助です。
参考文献・出典
- 日本産科婦人科学会ほか『産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編』(更年期障害・ホルモン補充療法)
- 日本女性医学学会『女性医学ガイドブック 更年期医療編』
- 厚生労働省「更年期症状・障害に関する調査」ほか一般向け情報
監修:中澤 和巳(あん摩マッサージ指圧師・臨床10年)
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