更年期のセルフケア|のぼせ・不眠・イライラをやわらげる生活の工夫とツボ

のぼせやほてりで眠れない、些細なことでイライラしてしまう、疲れと肩こりが抜けない——更年期の揺らぎを、一人で抱えていませんか。ここでは、のぼせ・不眠・イライラ・冷えをやわらげるために、ご自宅で無理なく続けられる更年期のセルフケアを、藤沢の鍼灸院がまとめました。

更年期のセルフケア|のぼせ・不眠・イライラをやわらげる生活の工夫とツボ

このページを要約すると

  • のぼせ・ほてりには、重ね着での体温調整・刺激物のとりすぎに注意・ゆっくりの呼吸が支えになります。
  • 眠りは、就寝リズム・寝る前のスマホ・入浴の工夫でととのえていきます。
  • イライラ・不安とは、軽い運動・呼吸・人に話すことで、少しずつ距離をとっていきます。
  • 冷え・肩こり・疲れには温活とストレッチ。食事の工夫は医師や管理栄養士にご相談を。
  • ツボ押し(三陰交・太衝・太渓など)は、強すぎない心地よい強さがおすすめです。
  • 強い抑うつ・不正出血などがあるときは、まず婦人科・内科の受診を優先してください。

更年期の不調は、卵巣のはたらきの変化にともなう自然な揺らぎで、我慢して乗り切るものではありません。生活のなかの小さな工夫を積み重ねることで、日々の過ごしやすさが変わってくることがあります。できそうなものから、ひとつずつ試してみてください。

のぼせ・ホットフラッシュをやわらげる工夫

急にカーッと顔がほてる、汗が噴き出す——のぼせやホットフラッシュは、更年期のなかでも戸惑いやすい症状のひとつです。次のような工夫が、そのつらさをやわらげる助けになることがあります。

  • 服装は重ね着で調整:さっと脱ぎ着できる薄手の重ね着にしておくと、ほてったときにこもった熱を逃がしやすくなります。首元をゆるめられる服も過ごしやすいでしょう。
  • 刺激物はとりすぎに注意:カフェイン・アルコール・辛い物などは、ほてりや発汗を強めることがあります。やめる必要はありませんが、量やタイミングを見直してみるのもひとつです。
  • ほてったら、ゆっくり深呼吸:波が来たと感じたら、鼻から吸って口から長く吐く呼吸をくり返してみてください。あわてず息をととのえるだけでも、気持ちが落ち着きやすくなります。
  • 汗ばむ環境をつくらない:冷たい飲み物を手元に置く、扇子や小型扇風機を使うなど、身近な涼のとり方を用意しておくと安心です。

のぼせ・ほてりの背景については、更年期障害とは・主な症状もあわせてご覧ください。

眠りをととのえる工夫

夜中に何度も目が覚める、寝汗で眠りが浅い——更年期は、睡眠の悩みも重なりやすい時期です。眠りは「がんばって寝る」ものではないので、寝つきやすい環境を、少しずつととのえていきましょう。

  • 起きる時間をなるべく一定に:眠れない日があっても、朝はいつもの時間に起きて光を浴びると、体内リズムがととのいやすくなります。まずは起床のリズムから。
  • 寝る前のスマホは控えめに:就寝前の画面の光や情報は、頭を冴えさせてしまいがちです。眠る少し前は、照明を落として静かに過ごす時間にしてみてください。
  • 入浴でリラックス:ぬるめのお湯にゆっくりつかると、いったん温まった身体が冷めていく流れで眠りに入りやすくなります。就寝の少し前を目安に。
  • 寝室は涼しく、汗対策も:寝汗が気になる時期は、通気のよい寝具や吸湿性のよい寝間着にしておくと、目覚めにくくなります。

眠りの悩みが強いときは、更年期の鍼灸ページもご参照ください。

イライラ・不安との向き合い方

理由もなく落ち込む、家族につい強く当たってしまう——気持ちの揺らぎは、更年期に起こりやすい変化のひとつで、あなたの性格のせいではありません。うまくやり過ごすための工夫を、いくつかご紹介します。

  • 軽い運動で気分を切り替える:ウォーキングや軽いストレッチなど、心地よいと感じる範囲の身体活動は、気持ちの切り替えを助けてくれます。無理のないペースで。
  • 呼吸でいったん立ち止まる:イライラが高まったと感じたら、その場で長く息を吐く呼吸を数回。反応する前にひと呼吸置くだけでも、対応が変わってくることがあります。
  • ひとりで抱えず、人に話す:信頼できる人に気持ちを言葉にするだけで、少し軽くなることがあります。同じ時期を過ごす人と分かち合うのも支えになります。
  • 「歳のせい」と我慢しすぎない:つらさが続くときは、婦人科などの専門家に相談することも、立派なセルフケアです。

気分の落ち込みが強く長く続く、何も楽しめない、消えてしまいたいと感じる——このようなときは、更年期の範囲にとどまらないこともあります。ためらわず、婦人科・心療内科・内科などにご相談ください。

冷え・肩こり・疲れをためない工夫

日本人女性の更年期では、のぼせのような自律神経の症状だけでなく、冷え・肩こり・疲れといった身体の不調が前に出やすいといわれます。身体を冷やさず、巡りをととのえる習慣を意識してみましょう。

  • 温活で身体を冷やさない:足首・お腹・腰まわりを温める、湯たんぽや腹巻きを使うなど、冷えを感じる部分をやさしく温めてあげてください。のぼせとの兼ね合いは、上半身は薄着・下半身は温かくが目安です。
  • こまめにストレッチ:肩や首をゆっくり回す、深呼吸しながら背伸びをするなど、同じ姿勢が続いたときの小休止を習慣に。血のめぐりがととのいやすくなります。
  • 食事はバランスを意識:鉄分やたんぱく質を含む食材を日々の食事に取り入れることも、疲れやすい時期の土台づくりに役立ちます。ただし具体的な栄養設計や不足が気になるときは、医師や管理栄養士にご相談ください
  • 休む時間を予定に入れる:疲れをためこまないよう、あらかじめ休息の時間をつくっておくことも大切なケアです。

おすすめのツボ押し

ご自宅でできるセルフケアとして、更年期の揺らぎに用いられることの多いツボをご紹介します。息を吐きながら、心地よいと感じる強さで、ゆっくり数秒押して離すのをくり返します。強く押しすぎず、気持ちよい範囲で行ってください。

  • 三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分ほど上、すねの骨のきわ。女性の不調のケアで昔からよく用いられるツボです。冷えや揺らぎが気になるときに。
  • 太衝(たいしょう):足の甲側、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。イライラや張った感じが気になるときに、気持ちを落ち着ける目的で用いられます。
  • 太渓(たいけい):内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみ。のぼせ・ほてり・疲れが気になるときに、足元を落ち着ける目的で用いられます。

※ツボの位置には個人差があります。強く押しすぎない、長時間くり返さない、痛みや違和感があるときは中止する——を目安にしてください。妊娠中や持病のある方、体調がすぐれないときは、事前に専門家にご相談ください。

セルフケアと鍼灸の併用について

毎日のセルフケアは、更年期の揺らぎと付き合っていくための大切な土台です。そのうえで、「工夫はしているけれど、のぼせや眠りのつらさが抜けない」「自分ではケアしきれない疲れや肩こりがある」というときは、専門家の手を借りることも選択肢になります。

鍼灸は、更年期の諸症状の緩和とQOL(生活の質)を支える方法のひとつで、ホルモン補充療法(HRT)や漢方との併用も可能です。HRTを使いにくい・避けたいという方の選択肢にもなります。あくまで医療(婦人科)と併用しながら、症状を身体からととのえていくものとお考えください。

鍼灸でどんなことが期待できるのかは 鍼は更年期に効く?効果とメカニズム、研究のまとめは 更年期の鍼灸エビデンス をご覧ください。

よくある質問

Q セルフケアだけで更年期の不調は落ち着きますか?
A
生活の工夫で過ごしやすくなることはありますが、感じ方には個人差があります。つらさが続くときは我慢せず、婦人科などにご相談ください。セルフケアは治療の代わりではなく、日々を支える土台とお考えください。
Q ツボ押しはいつ・どのくらい行えばよいですか?
A
入浴後や就寝前など、リラックスできる時間がおすすめです。心地よい強さで数秒押して離すのをくり返し、強く押しすぎない範囲で。痛みや違和感があるときは中止してください。
Q HRTや漢方をしていてもセルフケアや鍼灸は行えますか?
A
はい、併用は可能です。自己判断で薬を中止せず、気になる点は主治医にご相談のうえ、生活の工夫を取り入れてみてください。

藤沢で更年期の相談なら

藤沢のインヤン鍼灸院は、藤沢駅北口から徒歩7分・完全予約制。婦人科の治療を尊重しながら、のぼせ・不眠・イライラ・冷えなど、更年期の揺らぎを身体からととのえる鍼灸を行っています。日々のセルフケアとあわせて、無理なく続けられるケアをご一緒に考えます。

初めての方限定

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のぼせ・不眠・イライラ・冷え・肩こりなど、身体の治療メニューに適用されます。

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※本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療を保証するものではありません。効果には個人差があります。鍼灸やセルフケアは、更年期の諸症状をやわらげる補助であり、ホルモン補充療法(HRT)や漢方の代わりになるものではありません。更年期の症状に似た不調のなかには、甲状腺の病気・うつ病・悪性腫瘍などが隠れていることもあります。不正出血・急な体重の変化・強い抑うつや希死念慮などがあるときは、我慢せずまず婦人科・内科・心療内科などを受診してください。

参考・関連ページ

  1. 更年期障害とは・主な症状
  2. 鍼は更年期に効く?効果とメカニズム
  3. 更年期と東洋医学(絶経前後諸症)
  4. 日本産科婦人科学会ほか 更年期障害に関する一般情報

監修:中澤 和巳(あん摩マッサージ指圧師・臨床10年)

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この記事を書いた人

中澤 和巳のアバター 中澤 和巳 インヤン美容鍼・鍼灸治療院 藤沢院 院長

YIN' YANG 美容鍼・鍼灸治療院 湘南藤沢院 院長。はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)/臨床10年。美容鍼と鍼灸で、自律神経の乱れ・不眠・頭痛・腰痛・めまいなど慢性化しやすい不調に、お一人おひとりの状態へ合わせて向き合います。医療機関の受診が必要なケースはご案内したうえで、無理のない施術計画をご提案します。

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