「2週間、毎日のように頭が痛い。こんなことは今までなかった」——。長引く頭痛が続くと、ふと「脳の病気では」という不安が頭をよぎります。この記事では、まず落ち着いて確認してほしい危険サイン(すぐ受診・救急が必要な頭痛)と受診の目安、そして何科に相談すればよいかを、藤沢のインヤン鍼灸院が整理してお伝えします。急がず、けれど大事なところは押さえて、一緒に相談先を見つけていきましょう。

このページを要約すると
- まず、突然の激しい頭痛・発熱と首のこわばり・手足の麻痺やろれつの異常などの危険サインがあれば、すぐに医療機関(救急)へ。
- 相談先は脳神経内科、または頭痛外来。近くになければ内科でも相談できます。
- 危険サインがなければ、毎日続く頭痛の多くは緊張型頭痛・偏頭痛(片頭痛)などの一次性頭痛。薬の使いすぎによる頭痛のこともあります。
- 検査で「異常なし」と分かったうえで残る一次性頭痛に、鍼灸は首肩のこりや自律神経の面からの補助として考えられます(診断・投薬の代わりではありません・効果には個人差)。
⚠️ 次のような頭痛は、すぐに医療機関の受診・救急を
「バットで殴られたような突然の激しい頭痛」「発熱とともに首のこわばり」「手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、ものが二重に見える、意識がおかしい」「50歳を過ぎて初めて出た頭痛・だんだん悪化する頭痛・頭を打ったあとの頭痛」——これらは脳などの病気(二次性頭痛)の疑いがあります。ためらわず医療機関を受診し、症状が強ければ救急(119)を利用してください。鍼灸は、医療機関で危険な頭痛が除外されたあとの、一次性頭痛に対する補助的なケアです。
「毎日、頭が痛い」——その不安を、まず受けとめます
朝起きても痛い、夕方になるとまた痛い。「今までこんなに続いたことはなかった」「もしかして、脳に何かあるのでは」。長引く頭痛は、痛みそのものよりも、この先どうなるのか分からない不安がつらいものです。ネットで検索するほど、こわい病名ばかりが目に入って、余計に落ち着かなくなる——そんな夜を過ごしている方も少なくありません。
まずお伝えしたいのは、毎日続く頭痛の多くは、命に関わる病気ではないということです。とはいえ、ごく一部に「見逃してはいけない頭痛」があるのも事実。だからこそ、やみくもに怖がるのではなく、「危険サインがあるかどうか」を落ち着いて確認し、必要なら適切な科にかかる——この順番が、いちばんの安心につながります。次の章から、その見きわめ方を一緒に整理していきましょう。
まず確認を——すぐ受診・救急が必要な「危険な頭痛」のサイン
頭痛は、大きく一次性頭痛(偏頭痛(片頭痛)・緊張型頭痛・群発頭痛など、頭痛そのものが主役のもの)と、二次性頭痛(脳や身体の別の病気が原因で起こるもの)に分けられます。数としては一次性頭痛が大多数ですが、二次性頭痛のなかには一刻を争うものがあります。次のサインがあるときは、鍼灸などの補助ケアより先に、受診・救急を最優先してください。
- 突然の、今までで最悪の激しい頭痛(「バットで殴られたような」と表現される・数秒〜1分でピークに達する)——くも膜下出血などの疑い。
- 発熱とともに、首のこわばり(うなじが硬くて前に曲げにくい)——髄膜炎などの疑い。
- 手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、ものが二重に見える、意識がおかしい・けいれん——脳卒中などの疑い。
- 50歳を過ぎて初めて出た頭痛/日ごとにだんだん悪化する頭痛/頭を打ったあとに続く頭痛——脳腫瘍・慢性硬膜下血腫などの除外が必要。
これらは、いつもの頭痛とは「質・強さ・出方」が違うのが特徴です。とくに「突然」「今までにない」「どんどん悪くなる」という言葉が当てはまるときは、我慢せず医療機関へ。強い症状のときはためらわず救急(119)を利用してください。当てはまるものがなく、いつもと同じような頭痛が続いている場合は、次の章の一次性頭痛のことが多いと考えられます。
⚠ ここに挙げたのは代表的なサインです。当てはまらなくても、「どうしても不安」「様子がおかしい」と感じるときは、自己判断せず医療機関にご相談ください。
頭痛は何科に行けばいい?——脳神経内科と頭痛外来
「病院に行くとしても、何科?」と迷って足が止まる方は多いです。長引く頭痛・毎日続く頭痛の相談先は、次のように考えると分かりやすいです。
- 脳神経内科(神経内科):頭痛やしびれ、めまいなど、脳・神経の症状を専門にみる科。CTやMRIなどで危険な頭痛を除外し、頭痛のタイプ診断や予防薬の相談ができます。
- 頭痛外来:頭痛を専門にあつかう外来。慢性的な頭痛・くり返す頭痛の管理、薬の使いすぎによる頭痛の立て直しなどを得意とします。
- 近くに上のような専門科がない場合:まずかかりつけの内科でも相談できます。必要に応じて専門機関を紹介してもらえます。
受診のときは、「いつから・どのくらいの頻度で・どんな痛みか・市販薬を月に何日くらい飲んでいるか」をメモして持っていくと、診察がスムーズです。「頭痛くらいで受診してもいいのだろうか」と遠慮する必要はありません。毎日続く頭痛は、生活に大きく影響する立派な相談理由です。
毎日続く頭痛の、よくある正体
危険サインがなく、検査でも大きな異常が見つからないとき、毎日のように続く頭痛の背景としてよくあるのが、次のような一次性頭痛や薬の影響です。
- 緊張型頭痛:後頭部から首肩にかけて、ヘルメットで締めつけられるように重く痛む。デスクワーク・スマホ・ストレス・姿勢との関わりが深く、毎日じわじわ続きやすいタイプです。
- 偏頭痛(片頭痛)の慢性化:ズキズキと脈打つように痛み、吐き気や光・音のつらさを伴う偏頭痛(片頭痛)も、頻度が増えると「ほぼ毎日痛い」状態に近づくことがあります。
- 薬の使いすぎによる頭痛(薬物乱用頭痛):市販薬・処方薬の痛み止めを月に10日以上・3か月をこえて飲み続けると、かえって頭痛が起こりやすくなることがあります。「効くから手放せない」「飲む数が増えてきた」という方は、この可能性を一度考えてみてください。
とくに気をつけたいのが、最後の薬の使いすぎによる頭痛です。ここで注意していただきたいのは、自己判断で急に薬をやめると、かえって強い反動の頭痛が出ることがあるという点。減らし方には順番があるため、頭痛外来・脳神経内科の管理のもとで整えていくのが安全です。くわしくは頭痛薬の飲みすぎで起こる頭痛(薬物乱用頭痛)をご覧ください。「毎日イブやロキソニンが手放せない」と感じている方に、読んでいただきたい内容です。
検査で「異常なし」と言われた頭痛に、鍼灸ができること(と限界)
脳神経内科や頭痛外来で検査を受け、「異常なし」と言われる。それでも頭痛は続く——。このとき「異常なし」は、あなたのつらさを否定する言葉ではありません。それは「命に関わる病気は見つからなかった」という、とても大切な確認です。そのうえで残る緊張型頭痛や偏頭痛(片頭痛)には、首肩のこわばりや自律神経の乱れが関わっていることがあります。
鍼灸は、こうした一次性頭痛の引き金になりやすい首肩のこりや、自律神経の高ぶりに働きかける補助として位置づけられます。偏頭痛(片頭痛)の予防に対しては、「頭痛の診療ガイドライン2021」でも非薬物療法の選択肢のひとつとして触れられています。ただし、鍼灸は診断や投薬の代わりではありません。頭痛外来・脳神経内科での診断や予防薬と併用できる、という立て付けが現実的です(効果には個人差があり、効果を保証するものではありません)。薬を減らしたい方の減薬は、必ず主治医の管理のもとで進めてください。鍼と頭痛の関係をもう少しくわしく知りたい方は、頭痛鍼灸 専用ページもあわせてご覧ください。
※ 鍼灸は脳の病気や二次性頭痛を治すものではありません。危険サインがあるときは、まず医療機関の受診・救急を優先してください。
よくある質問
Q 毎日のように頭痛が続くのは、危険なサインですか?
Q 頭痛で病院に行くなら、何科がいいですか?
Q 検査で「異常なし」と言われましたが、鍼灸に通ってもいいですか?
藤沢で、長引く頭痛の不安を抱えている方へ
藤沢のインヤン鍼灸院は、藤沢駅北口から徒歩7分・完全予約制。「毎日痛くて、この先が不安」「病院で異常なしと言われたけれど、つらさは続いている」——そんなもどかしさも、否定せずにお聞きします。まずは危険サインの有無を一緒に確認し、必要なときは脳神経内科・頭痛外来の受診をおすすめしたうえで、検査で異常のない一次性頭痛には、首肩のこりや自律神経を身体全体から整える鍼灸で、少しずつの変化をご一緒に目指します。頭痛の詳しいご案内は頭痛鍼灸 専用ページをご覧ください。
初めての方限定
頭痛鍼灸 体験コース(90分)7,700円(税込・通常14,300円/約46%OFF)
首肩こり・自律神経の乱れなど、身体の治療メニューに適用されます。
頭痛鍼灸 専用ページを見る インヤン藤沢で今すぐ予約する※本記事は一般的な情報提供であり、診断・治療を保証するものではありません。効果には個人差があります。鍼灸は脳の病気や二次性頭痛を治すものではなく、医療機関で危険な頭痛が除外されたあとの、一次性頭痛(緊張型頭痛・偏頭痛(片頭痛))に対する補助です。突然の激しい頭痛・発熱と首のこわばり・手足の麻痺やろれつの異常・意識障害・50歳以降に初めて出た頭痛・だんだん悪化する頭痛・頭を打ったあとの頭痛などがあるときは、まず医療機関を受診し、症状が強ければ救急(119)を利用してください。痛み止めの調整・中止は自己判断せず主治医とご相談ください。
参考文献・出典
- 日本神経学会・日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」jhsnet.net
- 国際頭痛分類 第3版(ICHD-3):一次性頭痛・二次性頭痛・薬剤の使用過多による頭痛の分類
監修:中澤 和巳(あん摩マッサージ指圧師・臨床10年)
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